主夫をしてみてわかったこと

自分の会社を持っていますが、基本主夫をしています。イクメンなど一般市民権を得つつありますが、まだまだマイノリティーな主夫。そんな身分になって感じたことをランダムに書いていきます!

大共感!兼業主夫におとずれる離婚の危機・・・

主夫日記を初めて1週間が過ぎました。

 

途中、思わぬコメントをいただいて、

ブログの読者がいることに盛り上がってしまい、

勢いを借りて主夫の雄叫び本を何冊か読んでみました。

 

いくつかの本を読むうちに、

発見がありましたのでまとめておきます。

  • 主夫の場合は兼業が普通。
    さすがに専業主夫は希少種で通常は「ヒモ」という別称号が呼ばれる(笑)
  • 主夫という存在におそらく初めて日の光を当てたのはジョンレノン
  • 「主夫と生活」というアメリカの大手新聞社のコラムニストが行った主夫生活物語を、あの映画監督「伊丹十三」氏が翻訳していたこと。

この伊丹十三氏が訳した「主夫と生活」

主夫と生活 (女性文庫)

主夫と生活 (女性文庫)

 

「主夫と生活」は原著は1975年と

ちょっと古い話なので主夫の古典といってもいい内容です。

 

そして、3行で済みそうなことを1ページ使うような

典型的なアメリカの本なので、

エピソードは面白いんですが

飽きちゃう感じなので、オススメ度は3ぐらいかな。

 

ですが、巻末の伊丹十三(訳者)氏と佐々木孝次氏(精神科医)による

「『訳者あとがき』にかえて」対談は

伊丹氏の教養の高さ表現力の深さが溢れ出ている、

内容の濃い主夫文化論だったのでこれはオススメ度5でした。

 

さすが、あの名作「マルサの女」の映画監督。


マルサの女 ー 伊丹 十三 - YouTube

 

全くの余談ですが、

このYou Tube動画の1時間47分06秒あたりの、

「どうやったら金が貯まるか?」という話は、

未だに私の心に焼き付いている名台詞です^^

 

 

そんな伊丹監督の主夫文化論。

面白いんですが、

話題を広げるほどの教養が私にないので、

また、機会があればということで・・・


 

さて、本題に戻ります。

 

今回、こちらの本に出会いまして、

大共感しまくりました。

コミックエッセイ 新ニッポンの父ちゃん ~兼業主夫ですが、なにか?~

コミックエッセイ 新ニッポンの父ちゃん ~兼業主夫ですが、なにか?~

 

 

私が共感したというのは、

このブログ記事のタイトルにもした、

離婚の危機です・・・

 

この離婚の危機が芽生える場面、

兼業主夫なら(そして兼業主婦も)

一度は経験があるんじゃないでしょうか?


 

それはこんな場面です。

 

学校・学童保育の説明会が急に日中組まれてしまいました。

よる食事をしているときに、子供を迎えに行った主夫が妻に対して、

 

主夫:「こんど○○の説明会があるらしいんだけどどうする?」

妻 :「あ〜。私昼間仕事だから、無理無理。主夫君よろしく!」

主夫:「・・・」

 

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こんな感じのやりとりで、

離婚という文字が初めて頭をよぎりました・・・

 

収入の多い妻は常に戦場で戦っている気分ですが、

実は後方支援に回っているわが自衛隊じゃなくて、

私自身もそれなりに戦場で戦っているわけです。

 

兼業主夫的には、

相手に華をもたせてやっているのに、

そんなこともわからず、自分を中心に地球が回っているかのごとくの

その態度はなんなんだ!

 

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かつて自分もそのような男社会の一員でしたし、

今も部隊配属は変わりGDPへの貢献度は減ったかもしれないけど、

兼業ということで、今でもそれなりの付加価値活動を生み出してるのに、

全く無視するその発言。

 

ああ、こんな理不尽、

離婚すればなくなるのかな・・・

 

そんな思いがよぎるわけです。。。

 

まあ、子供がいなければ

一直線にことは進むでしょう。

 

子供がいるので、自分が何のために生きているのか、

自分の与えられた使命を思い返し、

屈辱に耐えようと心に誓うことができるわけです。。。

 

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作者の杉山氏のように、

離婚したらどうなるか、私もそれなりに調べてみましたよ。

 

そして、結論は本文にある通り、

兼業主夫側にはほぼ勝ち目なし。

 

そういえば、昔スマップの草薙くんが、

似たようなドラマをやっていたきもしますが、

社会に訴えたところで、

亜種の兼業主夫に社会は味方はしてくれないようです。

 

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であれば、この屈辱。

限られた資源と時間の中で知恵の限りを尽くして、

圧倒的な成功を成し遂げる。

それまでは、潜伏させるしかありません。


 

いずれ、子供が大きくなって、

親元を離れだした時まで、

この屈辱を胸に抱いておこう・・・

 

まあ、どのぐらい強くそれを思うかどうかは、

これからの家族間の人間関係次第ですが、

私と杉山さんの展開があまりにも同じだったので、

大共感してしまいました。

 

ちなみに、今回は当事者として、

私、兼業主夫の立場を述べましたが、

おそらく歴史ある正統系の兼業主婦、あるいは専業主婦

の女性型も同じ心境でいる人多いと思います。

 

熟年離婚なんてその最たるものだと思うんですよね。

 

現代日本において、

専業主婦・主夫はかなり難しいと思います。

 

とくに、子供がいて、

子供の面倒を任せられる元気な親が近くにいなかったり、

こどもにいい教育や世界の頂点を目指してスポーツ選手にしようとするなら、

専業主婦・主夫家庭はかなり難しいでしょう。

 

ならば、兼業主婦・主夫家庭を前提として、

共働き家族として、

相手の気持ちを慮って、

生きていくしかないわけです。。。

 

長くなりましたが、主夫になってみて知った禁断の世界。

今日はちょっと裏側をえぐり出してみました。

 

追伸:そういえば、先日何かの記事で読みましたが、

秋っていろんなイベントがあるので、

浮気もたくさん発生するらしいです。

 

もし浮気かも?と心配になったら、

探偵さんに相談してみるのも手かもしれません。

tanteisagashi.com

www.haraichi.co.jp

www.tantei-ts.com

tantei-amuse.jp

www.tokyo-galu.com

追伸2:他にもまだまだ探偵事務所ってあるんですよ。

こんなにたくさんの会社があるということは、

それだけ儲かっている=需要が高いということ。

主夫的には探偵を仕事にできたら面白そうだな〜なんて思います。

でも、ハリウッド映画やアメリカのドラマにでてくる

ハッカーなんてほとんど在宅ワークですから、

主夫探偵も不可能ではないような気がします。

世の中、やりようなんでしょうね(笑)